
体外受精に踏み切ることを決意した"けーけー夫婦"
そこで見事1回目で妊娠することが出来、
喜んだのもつかの間、妊娠7週目での
「早期流産」
■前編記事
かなりつらい経験ですが、落ち込んでいる暇もないことも事実、、、
前に進むべく、2回目の体外受精に臨む"けーけー夫婦"にどんな未来が待っているのか。
幾度の流産に積み重なる不安。。。いつか我が子に会えると信じ続ける日々

体外受精を試み、やっとの想いで妊娠することが出来たが
結果は、早期流産
2021年11月のことでした。
"けーけー"が29歳、嫁が27歳
まだ焦る年齢ではないかもしれませんが、子作りを始めてから約3年が経過(>_<)
「もしかしたら、このまま子供が出来ないかも、、、」
そんなこともよぎり
「出来なかったら、それもいいか。」
「子供が出来たら、それはそれで子育てとかしんどいかもしれないし。」
そんな偽りの気持ちで、気持ちを保とうとしました。
そんな葛藤の中、迎えた2回目の体外受精
1回目と同じスケジュールで進めていき
全身麻酔手術も無事終えることが出来ました(*´Д`)
ただ、意識もうろうとする嫁を見ると
「嫁ばかりしんどい思いをして、申し訳ない」
「今回で終わりにしたい」
こんな気持ちがよぎり、気持ちも下向きに、、、
もう失敗したくない。
そんな気持ちのなか、3日後
胚培養結果の連絡が来ます
助産師さん:「胚が育ちましたので、移植に移りましょう」
ここで、ホッと一息(*´Д`)
そして移植の日を、勤務先のスケジュールと相談しながら
体の調子も考慮しつつ、無理のないスケジュールで決めることが大切です。
嫁は私と同じ会社の人事部に勤めているのですが
そこの上司も女性で、私たちの妊活優先で考えてくれる方で
本当に、体外受精のスケジュールは組みやすく助かります(>_<)
そして移植当日、、、
嫁:「元気に育って、出てきてね~」
ここまで来たら、我が子を信じるしか無いですからね(。-`ω-)
私も嫁のお腹をさすりながら、
けーけー:「待ってるよ~」
と、少しでも想いが届ければと。声をかけます。
そして、移植から約1週間が経過し、、、
「そろそろ、妊娠結果が分かる頃かなぁ。。。」
ただ、頻繁に状況を伺うように聞いてしまうと
嫁にプレッシャーを与えると思うので、自分からはあまり確認しないように(。-`ω-)
そしてついに
嫁:「ねえ、これ見て~」
と、おもむろに見せてきたのは妊娠検査薬
恐る恐る見てみると、
うっすらですが、陽性に線が入っています!
けーけー:「妊娠してるやん!」
私は喜びましたが、嫁は何か引っかかる様子。。。
そして、私も後から調べましたが
妊娠線が薄いことは、「誤検査」や「異常妊娠」「流産」など
あまり喜べない結果である可能性があるとのこと( ;∀;)
病院に行って診てもらいますが、
院長さん:「異常妊娠では無かったですが、引き続き様子を見ましょう。」
と、なにやら素直に喜べない診断結果に、、、
そして、数日後の夜に不吉なことが起きました。
それは夫婦でいつものように寝室で寝ていた時のこと。
嫁:「いやー!!」
けーけー:「どうしたの!?汗」
急に嫁が飛び起き、息が荒くなっています。
そして、少し落ち着いたところで嫁が
「お腹の赤ちゃんがいなくなる夢を見たの、、、」
ドキッとしました
お腹の赤ちゃんが胚の状態で「パンッ」と破裂、、、
結構、残酷な夢だったという( ;∀;)
翌日、健診日だったのですが
結果は、
院長さん:「もうお腹の中には赤ちゃんがいないみたいですね、、、」
2回目の体外受精 失敗です(-_-;)
嫁も
「昨日見た夢は本当だった、、、」
と、ショックを隠し切れない様子。。。
早期流産の要因はほとんど先天性によるものですが
明確な要因が分からないので、
「このまま、体外受精でも子供が出来なかったらどうしよう」
気持ちもどんどん下向きに、、、
しかし、この終わりの見えないトンネルだからこそ
気持ちを強く持って、不妊治療に向き合わなければなりません(。-`ω-)
そして、病院からの帰り道
重たい空気が、車内を覆います。
しかし、道中で
嫁:「マクド寄ろ~」
けーけー:「いいよ~」
思わず、返事をしてしまいました(^^;)
正直、何週間
もしかしたら、何か月間かショックを受けてもおかしくないくらいなのですが
まさかのマクド爆食い(。-`ω-)
「これでもか」っていうくらい食べました
嫁は普段、食べない方なのですが
嫌なことがあった時は、好きなものを食べたり買ったり、
好きなことをしたり
なるべくストレスを溜めないよう、
スパッと切り替える機会をつくっているようです(;^ω^)
そして嫁は、翌日にはほとんどショックを感じさせず
いつもの日々を過ごしています。
本当に、嫁の切り替えの早さには尊敬します。
過去のことを考えても、時間を取り戻せないことは分かるのですが
実際、嫌でも過去のことを引きずってしまうもの、、、
しかし、不妊に苦しむ夫婦にとっては
この切り替えの早さ、そして前へ進んでいく気持ち
これが大切なんだと痛感しました。
※それでも、お互いたまにすごく落ち込みますが、、、
ついに顕微授精へ。。。「我が子が産めるなら」と三つ子にも挑戦!

これまで2回の体外受精も失敗に終わった"けーけー夫婦"
体外受精を決意してから1年が経過しようとしており
子作りを始めてからは
約4年半が過ぎようとしています、、、
年齢にしても"けーけー"は31歳になる年で
嫁も29歳になる手前
「せめて嫁が30歳になるまでに、、、」
そんな想いで3回目の体外受精に挑みます(。-`ω-)
そんな3回目の体外受精ですが、、、
院長さん:「体外受精も2回失敗しているので顕微授精を行いましょうか。」
院長さん曰く
不妊治療を行っているなかでも、比較的私たち夫婦は年齢が若いので
同じ体外受精でもより時間をかけて、より妊娠確率を高める方法を取っているのですが
それでも今まで2回失敗しているため、顕微授精をすすめて頂きました(・ω・)ノ
顕微授精では、
精子を卵子に直接注入するため、受精までは確実におこなえるメリットがあります。
妊娠確率を少しでも上げられるのであれば、と。
けーけー夫婦:「是非、お願いします!」
少し、体外受精よりも費用が高くなるのですが
それでも顕微授精へ進むこと一択でした(。-`ω-)
そして迎えた採卵日
手術は無事成功ε-(´∀`*)
そして数日後、、、
助産師さん:「無事受精し、胚が育ちましたよ~」
顕微授精なので、受精率は高く
年齢にもよりますが、平均で6~7割あります(・ω・)ノ
そして胚移植へ
そしていつものように、妊娠結果まで約1週間待ちます。
この約1週間、、、
かなり気を使いますし、気が気でなりません(>_<)
そして、、、
嫁:「ねえ、見て見て~」
妊娠検査薬を持っている嫁
そして陽性反応が出ています!
けーけー:「良かった!」
とりあえずホッと一息ε-(´∀`*)
しかし、まだ喜ぶのは早いです。
赤ちゃんの心拍が確認出来てから
そして安定期に入るまで、油断は出来ません(。-`ω-)
※安定期入っても油断は出来ませんが、、、
まずは、妊娠線を確認すると、、、
けーけー:「まだ薄い、、かな?」
嫁:「うん、、そうだよね。」
前回の結果が頭によぎります、、、
そして、すぐに病院に行って診てもらうことに。
院長さん:「心拍は確認できますので、様子を見ましょう」
とりあえず経過観察の結果に(・ω・)ノ
けーけー夫婦:「良かったぁ」
しかし、まだ妊娠6週目
私たち夫婦は、妊娠6~9週目が大きな大きな
第一関門になってきます。
この期間中
けーけー:「頼むから出血しないでくれよ、、、」
と、嫁の体に異常が無いことを祈りつつ
出来るだけ無理な動きをさせないように
大きな荷物を持ったり、洗濯・掃除などをやったり
出来る限り、嫁のサポートを行っていきます。
そして、いつも通り母子の安全を願っていたある日、、、
「ピコン」
夫婦ともに働いている時に、嫁から1通のメッセージが。
開いてみると、、、
嫁:「血が出てる、、どうしよう、、、」
頭が真っ白になりました。
そして、病院からもすぐに来てほしい。とのことでしたので
嫁はすぐに、会社の上司に相談し急遽、午後休を取らせてもらうことに(>_<)
けーけー:「無理しないでね。。。」
私はそのくらいの言葉しかかけることが出来ません、、、
そして、数時間後、、、
嫁:「心拍が確認できないんだって、、、」
次回の診察で、最終的な判断をすることのこと。
けーけー:「そっか、、、とりあえず安静にね。」
と、言葉を送りつつ嫁を迎えに行きます(;'∀')
なんで俺たち二人だけ、こんな目に合うんだろう
さすがに3回目の流産がよぎった時には、
誰かに八つ当たりしてしまいそうな気持ちになり
心も落ち込んでしまいました。
そして、診断結果は
早期流産
毎回、赤ちゃんはもういないと思っていても
心のどこかで
「まだお腹の中にいるんじゃないか」
"けーけー"は、そんな幻想に希望を抱いてしまいます(´-ω-`)
嫁:「今日は後ろに乗る、、、」
嫁も診断結果にかなり落ち込んでいるようで
帰りは車の後部座席に乗り、どうやら涙ぐんでいる様子、、、
尊い命がなくなってしまった
私たちは子供は授かれない
そんな想いが交錯し、
「もういっそのこと妊活辞めた方が楽なんじゃないか」
正直、"けーけー"はそんな暗い気持ちになってしまいました。
しかし!
診断結果を受けた翌日の晩のこと、、、
嫁:「ねーねー、これ買ってくんない?」
おもむろに携帯の画面を見せてくる嫁(^^;)
なんだろう?と思い見てみると
可愛らしい服が写っていますw
けーけー:「えー、、、」
私の渋る返事をかき消すように
嫁:「いいじゃん、不妊治療頑張ったご褒美だよ?」
出ました、この切り替えの早さ(。-`ω-)
もちろん、完全には切り替えられては無いと思いますが
嫁は、「何か欲しいものを買う」か「食べたいものを爆食いするか」
主にこの2つでメンタルを正常に戻してきます(^^;)
所詮、自分たちには過去やその先の未来を考えても分からないですからね
毎回、この嫁の切り替えの早さや明るさには助けられます。
本当は自分が一番つらいはずなのに
そして、月日が流れ、、、2023年11月
嫁:「この日、病院に着いてきてくれる?」
4回目の採卵日が決まりました
毎回思いますが、本当に唐突に決まります(^^;)
"けーけーは"すぐに、上司に相談し有給申請を行い
採卵の準備を進めていきます。
そして、採卵当日、、、
嫁:「頑張ってくるね~、待っててね~」
4回目の麻酔手術となると、嫁もリラックスしている様子、、、
あまり慣れるものではないですが、
けーけー:「頑張ってね、待ってるね。」
1回目の体外受精と比べて、落ち着いた雰囲気で臨んでいる"けーけー夫婦"
数時間後、、、
「ピコン」
嫁からの1通のLINEが、、、
「今終わったよ」
無事、採卵が終わったようですε-(´∀`*)
そして、迎えに行く"けーけー"
嫁:「ただいまぁ、、、」
半分意識が戻り切れてないようですが、無事な姿を見ると毎回安堵します(;´∀`)
けーけー:「おかえり、帰ろっか。」
今回は無事成功のだろうか。
つらい思いはしないだろうか。
そんな思いが交錯しますが、それでも前を向いて挑んでいくしかありません(。-`ω-)
そして数日後、、、
助産師さん:「胚が育ちましたので、移植の日程を決めましょう」
けーけー:「よし!今度こそ!」
毎回、「期待する想い」が溢れますが
それと同時に
今回もダメだったらどうしよう、、、
嫁のメンタルも心配、、、
と、「不安な想い」も出てきます(>_<)
そして、移植の日も無事終えて
約2週間が経った頃、、、
とんでもない事実が発覚します
嫁:「見て見て~」
妊娠検査薬を見せてもらうと、陽性に線が入っています!
けーけー:「妊娠してる!しかもちょっと線も濃くない?」
いつも陽性反応が薄かったのですが、今回は少しですが濃い線が入っています(^^♪
「これは期待出来るかも!」
後日、病院へ向かい
期待を胸に、診察を受けエコーも撮ってもらうことに。
そして、診察を終えた嫁がエコー写真を持って私に見せてくれると、、、
なんと!!!
2つの影が写っているではありませんか(;^ω^)
嫁:「双子なんだって~!」
びっくりしました。笑
どうやら院長さんに「複数の受精卵を移植すること」を勧められたようで
本当は3つ受精卵を移植したが、1つはうまく育たなかったようです。。。
双子であることにも、勿論驚いたのですが
3つ子になる可能性もあったので、それだけ嫁も覚悟を持って挑んでくれたんだ。
と、嫁の気概に圧倒されました(^_^;)
それでも私に相談が無かったのはショックでしたが。笑
今回はここまでですm(__)m
果たして、"けーけー夫婦"はこの後どんな妊活生活を歩んでいくのか、、、
後半もご朗読頂けると幸いです(>_<)
ではまた。