
約1年半の子作り禁止期間を経て
体外受精~顕微授精への不妊治療に踏み切る決心をした"けーけー夫婦"
■詳細記事
終わりの見えない妊活生活を過ごすことは大変つらいこと。
ですが、妊活を続けなければ我が子を授かることが出来ません。。。
「いっそ我が子を諦めた方が楽かも」
何度、そう思ったことか
しかし、可能性があるのに諦める方がもっとつらいと思います。
そこで今回は、"けーけー夫婦"の取り組んできた不妊治療と
そこで経験する苦悩
そして、
それを乗り越えるために夫婦でやってきたこと
を、綴っていきたいと思います。
是非、最後までご覧頂ければ幸いです。
体外受精に望みをかける!本格的に不妊治療を始めたきっかけとは?

我が子を望み、約3年が経とうとする頃、、、
私たちより後に結婚した夫婦にも先を越されていく焦り
また子作りを禁止されていた期間中に
本格的に不妊についての原因確認と治療を行うこととなったのですが
そこで一つ分かったのが、
排卵時に卵子が正常である確率が極めて低い
ということ
要は、「タイミング法」や「人工受精」では妊娠する確率が低い。
ということです。
院長さんからもすぐに体外受精へステップアップした方がよいと
強く勧められてきました。
このことから、私たちは体外受精を検討することになりました。
しかし、私たちには
すぐに踏み切れない理由が2つありました。
■実施する内容に不安、、、
まず、体外受精を行うために「採卵」という
卵子を母体から抽出する作業があるのですが
そのために、全身麻酔をする必要があるということ。
また、排卵を誘発するための注射を複数回打つことや
その後の経過観察や移植作業などで、何回も病院に行かなければならず
共働きだった"けーけー夫婦"は、
時間的にも体力的にもやり遂げられるかどうかも不安でした(;'∀')
■費用が高く、失敗するリスクが大きい、、、
体外受精は保険適用前で、1回あたり約50万円かかる治療方法。
"けーけー夫婦"も共働きだとは言え、簡単に払える額ではありません。。。
また、高額なだけに失敗できないので
確実に排卵させ、受精し、正常な胚細胞まで成長させなければなりません。
そのため、排卵誘発剤を複数回打たないといけない。
頻繁に診察を受け、進捗を確認しないといけない。
など
体外受精は、かなり神経を使う治療であるということ。
こういった点が気になり、
"けーけー夫婦"は、すぐに体外受精に踏み切れませんでした(-_-;)
しかし!
体外受精に踏み出し切れずにいた"けーけー夫婦"に
背中を押してくれる転機が起こります(・ω・)ノ
それは
2022年4月より、体外受精が保険適用になった
ということ。
これにより、体外受精1回につき50万円ほどかかっていたところが
保険適用で、約7~8万円まで自費が抑えられることに!
完全に不安を拭いきるまでには至りませんでしたが
「我が子に会える確率が少しでも高くなるのであれば」
ということで
"けーけー夫婦"は体外受精に踏み切る決意をしました(。-`ω-)
体外受精も決して楽な道のりではない!?周りの理解や協力が得られるかも大事!

ついに、体外受精へと不妊治療をステップアップさせた"けーけー夫婦"
しかし、体外受精も決して楽な道のりではありませんでした(-_-;)
体外受精では方法にもよりますが、生理から移植までの期間で
約1~2ヶ月
かかります
そして、胚移植に至るまでにも多くの壁が存在し
例えば
採卵時に正常な卵子が得られなかった
精子の運動率が悪く、受精が正しく行われなかった
など、、、
年齢によるものも大きいようですが
私たち"けーけー夫婦"は当時、20代後半から30代前半であり
ざっくり、妊娠率は約4~5割、流産率は約2割
と、院長さんに言われていました。
最初、聞いた時は
「体外受精でも、妊娠までの道のりって果てしないなぁ、、、」
これが私の率直な気持ちでした(-_-;)
そして、迎えた初めての体外受精
早速、採卵日を言われ
急いで、その日に会社へ有給申請し日程を合わせます
後から感じたのですが、
体外受精のスケジュールをこなすにあたって
ある程度融通の利く会社に勤めていてよかったなと思いました。
前日に有給申請が通ったり
不妊治療に対して理解をしてくれたり
今思うと、勤務先や自分たちの両親など
「周りの理解や協力を得られるか」も大事だな。と痛感しました。
そして迎えた採卵日当日、、、
夫婦ともに産婦人科へ向かい、嫁はそのまま手術室へ。
「絶対に我が子に会おう」
「頑張ろうね」
その言葉をかけ、想いを託し、成功を祈りました。
そして手術は無事成功
とりあえず一安心(*´Д`)
しかし、嫁は意識が朦朧としており
まだ回復には数時間かかるとのこと。。。
こんなに頑張ってくれたという感謝の想いと
これからも頑張らないと。
という想いを胸に、胚培養の結果を待ちます。
初めての体外受精に、初めての流産。。。我が子を望み不妊治療を受け続ける日々

1週間後、助産師さんから胚培養結果の連絡が来ます
「胚が育ちましたので移植する日を決めましょう」
無事、胚が育っていたとのことで胚移植が出来ることに!
正直、私はホッとしました(^^;)
採卵での麻酔手術やここに至るまでの来院・注射で
嫁も体力・精神ともに削られていましたから、、、
そして胚移植当日。
胚移植は、胚を子宮内に注入するもので
比較的、時間は短くて約1時間程度
「無事、移植が終わりましたので、うまく着床しているかどうかは10日ほどで分かると思います~」
「結果が分かるのは10日ほど過ぎた頃かぁ、、、」
ということで、無事移植も終わり、期待を胸に家に帰ります。
そして途中、マクドに寄って久々に爆食いww
今まで頑張ってきたことへのご褒美を口にします(。-`ω-)
たまにご褒美を挟むことは、大事ですからね!
↑必死の言い訳
そして、移植から約1週間が過ぎた頃
"けーけー"が仕事から帰ってくると
「ドタドタドタッ」
先に帰っていた嫁が、玄関まで走ってきて何か見せてきます
そう。嫁が持っていたものは
妊娠検査薬
そして、よく見ると陽性の部分に線が入ってる!
嫁:「妊娠してたぁ!」
子作り禁止から1年半、、、
長い間、つらい思いをしてきましたが
けーけー:「ほんまや!よかったぁ!」
夫婦ともに、待ちに待った妊娠です(ノД`)・゜・。
ただ、まだ安定期に入るまでは安心はできません。
まずは心音が確認出来てから。
そして、「胞状奇胎」含む異常妊娠では無いことをまず祈ります(>_<)
胞状奇胎は、つわり症状が異様にきつくないか。
また、hCG値と呼ばれるホルモンの量が異様に高くないか。
もし、胞状奇胎であればhCG値はいつまでも増え続けます。
※通常は10週目頃がピークで、その後は減っていきます。
そして、妊娠発覚後つわり症状はきつかったものの
hCG値は通常範囲内であったので、異常妊娠ではありませんでした(;´∀`)
しかし、妊娠7週目を過ぎた頃、、、
おりものと同時に出血が。
しかし、出血は必ずしも悪いことだけではなく
「着床出血」という着床時に出血が起こることが
妊婦さんの約3割あるという、、、
ただ、不安になり助産師さんに電話で相談したところ
助産師さん:「すぐ、病院に来てもらえますか?」
嫌な予感がします。
神妙な面持ちで病院に向かっている道中
二人ともほぼ無言
何とか嫁を安心させようと
けーけー:「大丈夫、きっとお腹の中に赤ちゃんはいるよ」
嫁:「うん、、、」
そして、無言に
"けーけー"も、頭の中で
「もし、赤ちゃんがもういなかったらどうしよう」
とか
「いなかったら、嫁になんて声をかけたら、、、」
など、気付けば気持ちが後ろ向きに
そして、病院に到着し院長さんに診てもらうことに。
"けーけー"は車の中で待機します
すると、数十分後
ピコン
嫁から1件のLINE通知が
「心拍が確認出来ないって、、、」
涙が出ました
そして、叫びました
しかし、嫁の方がもっとつらいはず、、、
「そっか、残念。自分の体は大丈夫??」
なんとか、嫁を労わってあげないと。
と、LINEに返信し嫁の戻りを待ちます。
そして、更に数十分後、、、
嫁:「ただいま~」
以外にも、そこまで暗くない感じ。
院長さん曰く、「心拍は確認出来ないが、まだ翌週にならないと分からない」とのこと。
ただ、7週目を過ぎても心拍が確認出来なければ望みは薄いということ。
そして、翌週になり再度病院へ
嫁のつわりも軽くなっており、ほとんど望みは無いんだろうなと薄っすら感じるなか
同じように"けーけーは、"車で結果を待ちます。
ピコン
嫁からLINEが、
これを見てしまえば、結果が分かってしまう
どこかで、「やっぱり心拍確認出来た!」って返事が来る淡い期待もあります。
そして結果は、
「赤ちゃんはもういないって」
力が抜けました。
赤ちゃんにも申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
普段、助手席に座る嫁も珍しく後部座席に座り
帰る道中も、涙ぐんでいるのが分かります。
体外受精に踏み切り、全身麻酔手術をし
何回も注射を打って、やっと妊娠反応が出た。と思った矢先の
早期流産
もう自分たちには子供は出来ないのかな。。。
と、諦めてしまったら我が子は出来ません(。-`ω-)
気持ちを切り替えて、夫婦ともに一から歩むことを決心し
再度、体外受精に臨んでいきます!
今回はここまでですm(__)m
この後、"けーけー夫婦"はどのように妊活をしていき
どのように乗り越えていったのか
この続き(中編)もご朗読頂けると幸いです(>_<)
ではまた。